花粉症2023
今年2023年は、花粉の飛散量が多いという予報です。
まだ寒くて実感がわきませんが、急に暖かくなり花粉が飛びだすとの予報です。
花粉症はストレスで表れる!
花粉症はアレルギーですが、花粉症が表れるか表れないかは、ストレスが関係しています。花粉症は「アレルギー+ストレス」の2つの要因が揃って表れるのです。
アレルギー反応とマスト細胞
気管支粘膜,鼻粘膜,目など外界と接触する粘膜には、マスト細胞が存在します。
マスト細胞の特徴
・ヒスタミンなどの炎症誘発物質を含む
・細胞にIgE抗体が多く結合している
スギ花粉などのアレルギーを起こすものを「抗原(こうげん)」と言います。抗原と抗体は、鍵と鍵穴の関係で、花粉症の人はマスト細胞に「スギ花粉とカチッと嵌まるIgE抗体」がいくつも結合していて、IgE抗体にスギ花粉が結合すると、マスト細胞からヒスタミンが放出され、炎症が起きて、鼻水、目の充血、痒み、などがおきます。
血流とマスト細胞の関係
マスト細胞は、粘膜に存在する「粘膜型」と皮膚と粘膜のその下の組織に存在する「結合組織型」があり、粘膜型マスト細胞は、普段は粘膜の下に沈んでいます。
ストレスと血液循環
ストレス時には交感神経が刺激され「ストレス反応」という生理反応が起きます。ストレス反応が起きると「脳に血液を送る」事が最優先で行われます。
人は進化の歴史上の殆どで、大型肉食動物から食べられる側であり、台風などの自然災害によって命を失う、これが日常でした。つまり「ストレス=命が危ない」で、その状況を回避するための生理反応が「ストレス反応」です。危機を乗り切るためには、瞬時に適切な判断を下す事が最重要なので、脳に瞬間的に大量の血液を供給できた個体が生き残ってきました。私たちは生き残ってきた人々の子孫ですので、その能力を持っています。
ストレス反応でマスト細胞が浮き上がる
脳に大量の血液を供給する反応によって「頭部の動脈圧が亢進」します。そうすると、鼻粘膜や結膜など頭部に位置する粘膜を巡っている微小血管の内圧が亢進します。その影響で、鼻粘膜、結膜粘膜の粘膜型マスト細胞が粘膜表面に押し上げられ、花粉と接触しやすい状態になります。
動脈圧が高くならなければ、粘膜のマスト細胞は沈んだままで、スギ花粉と接触しにくいためアレルギー反応が起きにくい状態になると考えられます。
糖質制限で花粉症が表れなくなる
私は2009年9月から「糖質制限食」をしています。その後、糖質制限が広がってきて、糖質制限体験報告がかなり増えていて、体験報告に「花粉症」が出なくなった、軽くなった、と言う報告がいくつもあります。ただ、理由については誰もよくわからないと言う事でした。当然ですが、糖質制限でアレルギーを起こすIgE抗体が減ったり、作られなくなるとは考え難いです。実際、糖質制限で花粉症が起きなくなった方が血液検査をしてIgE抗体の量を調べたら高かったと報告されている方がいます。つまり、IgE抗体が関与しない他の要因で花粉症が起きなくなった事を意味します。
チサフェルナで花粉症が表れなくなる
チサフェルナは、抗アレルギー作用の効能特許を取得しています。ので、IgE抗体の産生を抑制する働きがあるのかもしれません。ただ、チサフェルナを飲んだその日から効果が表れます。IgEは3日間で1/2に自然分解していきますが、チサフェルナを服用した当日は、まだ血液中にIgEは相当量が存在しています。
チサフェルナを服用してすぐに花粉症が鎮まるというのは、IgE抗体が関与しない他の要因で花粉症が鎮まる事を意味します。
糖質制限とチサフェルナの共通の働き
血糖値が上がるとストレス反応が起きる
人類が発生してから約200~400万年程度と推定されています。
農耕文明が発生したのが今から約1万年前です。人類が小麦、米を食べる様になったのは農耕文明以降で、農耕以前は、小動物、小魚、貝などの動物性食品を中心に食べていたと考えられています。
タンパク質、脂肪は食べても血糖値は上がりません。つまり、人の進化の歴史の殆どで「食事の後に血糖値が上がる」ことはなかったのです。血糖値が上がるのは命が危ない時で、人のDNAには「血糖値が上がる=命が危ない」という情報が刻まれていると考えられます。
近代になり、大量の炭水化物と砂糖を食べるようになり「食事の後に血糖値が上がる」がおきて来ました。しかし「血糖値が上がる=命の危機」がDNAの基本設定のため、血糖値が上がる度にストレス反応、つまり「脳に多くの血液を供給する」反応が起きます。
糖質制限をすれば、食後血糖値は上がりません。ストレス反応は起きず、頭部動脈圧は変わらないので、マスト細胞は粘膜下層に沈んだままで、スギ花粉と接触しにくい状態のままです。
腸内細菌と自律神経の関係
腸内細菌は様々な生理活性物質を生産し、生理活性物質は腸粘膜の神経細胞に様々な働きかけを行っています。この様に、腸内細菌は自律神経に大きな影響を及ぼしていることが判明しています。チサフェルナは副交感神経を刺激する腸内細菌を刺激し、その結果、ストレス反応が解放されると考えられます。ストレス反応が解放されれば、頭部動脈圧が下がり、粘膜のマスト細胞が下層に沈み、アレルギー反応が治まる、このため服用後すぐに花粉症が治まるのだと推測されます。
チサフェルナ
この様に、花粉症が起きる要因として自律神経バランスが大きく関係していることを発見しました。食事や腸内細菌に働きかける事で自律神経バランスを改善できますので抗アレルギー剤を飲まなくても花粉症が表れないようにすることが出来るのです。
抗アレルギー剤の働き
アレルギーは、マスト細胞から放出されるヒスタミンが様々な細胞表面に存在するヒスタミン受容体(ヒスタミンが結合する部位)と結合する事で表れる症状です。
抗アレルギー剤は、ヒスタミン受容体に優先的に結合します。抗アレルギー剤がヒスタミン受容体にフタをするように結合すると、ヒスタミンが結合できなくなり、アレルギー反応が起きなくなります。
※抗ヒスタミン薬は抗アレルギー剤の事です
抗アレルギー剤は、この様にアレルギー反応をブロックすることでアレルギー症状が起きない様にします。
抗アレルギー剤はストレス反応を増幅する
抗アレルギー剤だけではありませんが、化学薬品は代謝過程で結果的に交感神経を刺激します。そのため、日常の様々な交感神経を刺激する要因が起きると、ストレス反応が容易に起きるようになります。
その結果、粘膜のマスト細胞が粘膜表面に常時浮き上がっている状態になります。この状態で、抗アレルギー剤の効果が切れてくると強いアレルギー反応が起きやすくなります。そのため、抗アレルギー剤を手放せなくなります。
特許取得実績乳酸菌LFK製品
チサフェルナ
乳酸菌(LFK)含有量1包中 2.2兆個(ヨーグルト換算220L)相当
1箱30包入り 9,000円(税別)/軽減税率8%
使用量の目安 1日1包
※一部に卵を含みます。卵アレルギーをお持ちの方は服用を避けて下さい
食事で花粉症対策
プラス食事サポートプログラム
甘いものなどを減らした方が良いことは判っているけど、でも・・・
やっているつもり、でもこれでいいのかな・・・
自己流でやったけど、体調が今ひとつ・・
この様なケースの殆どは間違ったやり方をされている事が原因になっています。
私の経験上、糖質を減らす食生活のイメージにかなりのズレがあり、糖質を減らしていると言われる方でも、実際に確認すると正しく行われていないケースが非常に多いです。その上、不必要ながまんをされているため「辛かった」「大変で続けられなかった」と言われる方も多いです。おそらく、マスコミやYouTubeなどで間違った情報が度々見られていますので、その様な事も要因ではと思います。
正しいやり方をすれば、がまんは必要ありません。辛くはありません。美味しく満足するまで食べられます。
やはり専門的な知識と経験がないと、自己流ではなかなか難しいのが現実です。
私は食事について14年に渡って研究し、自分で実践してきています。
そして、多くの方にお食事サポートをさせてい頂いてきた経験から多くのノウハウを蓄積しています。
いいイメージは一生もの
ポイントは「健康的な食事」の具体的なイメージをものにすることです。30日間で具体的なイメージが出来る様にサポート致します。基本のイメージが掴めれば、後は色々と応用していくことが出来ます。
漢方で花粉症対策
漢方で、それぞれの方に合わせて自律神経バランスを改善して、ストレス反応を解放していきます。病院で「小青竜湯」などがよく処方されますが、それは、単に、症状を抑えるだけで、自律神経バランスはみていません。抗アレルギー剤が漢方に変わっただけの使い方です。
プラス漢方では、原因となっている自律神経のアンバランスを改善しますので、普通の状態で毎日を過ごせる様になりますし、心身の状態もよくなります。