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プラス通信 2019年4月号

糖質制限食とコレステロールの変化


日本動脈硬化学会のガイドラインにおいて、総コレステロールは評価項目から外されていて、リスク評価対象は、HDLコレステロールとLDLコレステロールとなっています。

糖質制限食をしていくと

・HDLコレステロールは増加傾向になります。

HDLは40mg/dl未満が脂質異常が疑われる事になりますので高くなるのは良いことです。

・LDLコレステロールは、<低下・不変・増加>の3パターンがあります。

何故3パターンあるのかを突き止めるために、まずはコレステロールの成り立ちを見ていきます。

コレステロールは、生体のあらゆる細胞膜の構築に必須の物質であり、肝臓で合成し腸肝循環によって制御・調節されています。このように、コレステロールは、人体にとって必要不可欠な、重要な構成成分の一つです。

ヒトだけではなく、約2億2500万年前に哺乳類が誕生して以来、生命現象の根幹をなす細胞膜などの原料として一貫して利用されてきたのです。そのため血清コレステロール値は、摂取された食物のコレステロールが少ない場合は肝臓での合成が高まり、一方、摂取コレステロールが多い場合は、肝臓での合成が徐々に減少して、一定量を必ず確保するよう調整しています。


例えば、玄米菜食のように「コレステロールを食事からあまりとらない食生活」の場合、肝臓でのコレステロール合成能力はかなり高まっています。

そのような食生活をしていた人が、糖質制限食を開始し、食事からコレステロールがたくさん入ってくると、「肝臓のコレステロール合成増強+食事からのコレステロールの増加」となるため、血清コレステロールが高値となりやすいです。

この場合、基準値(140mg/dl未満)だったコレステロール値が、総コレステロールで300mg超え、LDLコレステロールで200mg超えなどに一旦上昇します。

しかし、一旦上昇したコレステロールも、肝臓が徐々にコレステロール産生を調整するので、1年、2年或いは数年単位で基準値に落ち着いてきます。

なお、糖質制限食実践でLDLコレステロール値が上昇した場合、HDLコレステロールが上昇して、60mg/dl以上になり中性脂肪は改善して、80mg/dl以下になるので、悪玉の小粒子LDLコレステロールや酸化LDLコレステロールは、ほとんどないので安心です。

もともと卵とか肉とかコレステロールを多く含むものをよく食べていた人は、糖質制限食を実践しても血清コレステロール値はあまり変化ないようです。

このように糖質制限食開始前の食生活において、コレステロールをどの程度摂取していたかで、開始後のコレステロール値が、影響を受けると考えられます。いずれにせよ、糖質制限食を長期間実践している人は、LDLコレステロール値も基準値となっています。


コレステロールについての誤解


私たちの体を構成している細胞はタンパク質と脂質(脂肪成分)と水分で構成されています。生きていくことは、細胞が分裂して代謝をしていくことですので、タンパク質と脂質と水分は絶対に必要になります。

※各種ミネラル、ビタミンは細胞が正常に働くために必要です。

タンパク質、脂質、水分が不足すると、細胞が代謝をしていくための原料が不足して健康な状態を維持することができなくなります。

LDLコレステロールは、細胞に脂肪が供給されるときの形です。

※脂肪は水には溶けません。つまり、脂肪の形のままでは血液中に溶けた形で存在できません。そこで脂肪を水と親和性が高いタンパク質で包み込んで、水に溶けた形で脂肪を運んでいるのがLDLコレステロールです。

※2005年に日本動脈硬化学会で報告された、青森県立保健大の嵯峨井勝教授の調査や日本循環器学会で報告された北海道大学の佐久間一郎氏の分析では、「総コレステロール高値と心筋梗塞は無関係」という結果がでています。


本当の悪玉コレステロールとは

本当に問題となるのは、小粒子LDLコレステロール(小さくて高密度のLDL)と酸化LDLコレステロールです。小粒子LDLは、真の悪玉である酸化LDLに変化しやすく危険な存在です。

酸化LDLは血液中で異物と見なされて大食細胞という免疫系の細胞に取り込まれていき、血管内皮細胞内でコレステロールを蓄積させ動脈硬化を起こし心筋梗塞のリスクとなります。酸化していないLDLは、異物ではないので血管内皮に障害を起こしません。

酸化LDL、小粒子LDLは、食後高血糖によって発生する活性酸素によって作られていくと考えられています。食後高血糖がおきると中性脂肪の生産量が増加しますので、中性脂肪が多くて、HDLコレステロールが少ない人は、酸化LDL、小粒子LDLが高いと推測されますので動脈硬化リスクが高いと考えられます。

糖質制限食実践中の人は、HDLコレステロールが多く、中性脂肪が少ないです。

※2018年、米・オハイオ州立大学のグループが、ケトン産生食(糖質制限食を差します)を実施中のアスリートを対象にした横断研究で、確かにLDLや総コレステロールの高値を認めるが、超悪玉脂質ともいわれる小粒子 LDLは低めであるという報告がだされました。


LDLが高いと、感染症に罹りにくい

LDLコレステロールが高いとウイルスに対する感染防御力が高くなることが経験的にわかっています。ウイルスは細胞に搬入して増殖しますが、ウイルスはコレステロールが細胞に入るドアから侵入している事がわかってきました(特にC型肝炎ウイルス)、血液中に十分なLDLが存在していると、そのドアがコレステロールで満杯になり、ウイルスが侵入し難くなるため、ウイルスに感染しにくくなると考えられています。

私は、血液検査で、総コレステロール約250、LDL約150、HDL約70、忠誠脂肪 約60 程度です。糖質制限食にして約10年になりますが、全く風邪(インフルエンザも)にならなくなりました、LDLが高い(基準値よりやや高め)ため、感染防御力が高まっているのが要因の1つではないかと考えています。


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