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プラス通信  2020.5月号


新型コロナはSARSバージョン2

基本的な事

新型コロナウイルスはSARS-CoV-2と言い、このウイルスに感染した状態を新型コロナウイルス感染症、正式にはCOVID-19(coronavirus disease2019の略)と言います。2002年に発生した重症急性呼吸器症候群(SARS:サーズ)のウイルスと近い関係にあります。

インフルエンザウイルスや他のカゼ症状を起こすウイルスは、通常、咽の粘膜に感染します。進行すると、気管支粘膜までウイルスが感染することがありますが、肺まで行くのは極々限られた場合です。

インフルエンザなどで肺炎になる多くのケースは、細菌感染による二次感染によって起きる事が多く、通常、抗生剤で数日で治り、後遺症なども残らないのが普通です。

しかし、新型コロナウイルスは最初から肺にまで侵入することが判ってきました。
無症状感染者や軽傷者でもCTで調べると約半数で、ウイルス性肺炎が確認されているのです。
これは、インフルエンザや従来のコロナウイルスでは見られない現象で、SARSと同じという衝撃です。

SARSと新型コロナの違い

SARSも新型コロナも、どちらもコロナウイルスと言う種類のウイルスによって起きる感染症です。

SARSウイルスは、感染すると死亡率が高いウイルスですが、SARSに感染した人は重症肺炎になり動くことができなくなるため、感染者を容易に発見できて隔離することが可能でした。

さらに、SARSウイルスは重傷者からしかウイルスの排泄が行われないため、知らないうちに人から人への感染が広がることが起きにくいウイルスでした。

そのため、感染者を確実に隔離して、SARSウイルスを人の生活世界から排除する事が出来ました。 

新型コロナウイルスの場合は、SARSよりは致死率が低いようですが、感染しても無症状、軽症者が80%程度いて、しかも無症状の人が発症する前にウイルス放出量が最大になるという非常にやっかいな性質が判ってきています。

SARSはバズーカのように殺傷力が高い。しかし、重量級で動きが遅く、射程範囲から身をかわして攻めることができたウイルス。

新型コロナウイルスの殺傷力は機関銃程度。しかし、連射ができ、大量の人間にそれなりの傷を負わせることができるウイルス。

当たり所が悪ければ死にます。

動きか軽く、射程範囲が広い上に、普通の風邪のような症状の軽症者や感染しても症状がない人から銃弾が発射されるというステルス機能があり、非常にやっかい。

この様な感じでしょうか。


ウイルス性肺炎が深刻な理由

咽がどんなに腫れても死ぬことはまずありません。ウイルスが気管支に及んで気管支炎になって、気管支粘膜が腫れて息が苦しくなっても、最悪「気管挿管」といって、管を入れて肺まで空気が通るようにすれば死ぬことはありません。

しかし、肺にウイルスが侵入して、肺が障害されていくと、肺に空気が届いても酸素を取り込む機能が低下するので最悪死亡します。肺がやられる事は死亡リスクが高かい事を意味します。

細菌性肺炎は、肺の粘膜の外側で点状で細菌が増殖して炎症を起こします。抗生剤で細菌を殺せば、肺の状態は通常、元に戻ります。

ウイルスは細胞の中に侵入して増殖しますので、ウイルス性肺炎は、肺の粘膜の中(細胞と細胞をつなぐ間質という組織)で炎症(間質性肺炎)が起きます。粘膜組織の中で炎症が起きると、炎症が治まった後でも間質が線維化して戻らない事があるため、その部位は肺としての機能が出来なくなり、肺全体の余力が低下してしまいます。※COVID-19胸部CT所見に経時変化 退院時も残存病変 


飛沫感染、接触感染、空気感染も

最近中国から報告された調査結果によると、隔離病棟のICUでは40か所から採取した空気のうち、14か所(35%)でウイルスが検出されました。患者の枕元から風上の方向に4m離れた場所でも8か所のうち1か所(12%)から検出されました。軽症者の病室でも12.5%で空気中にウイルスが検出されています。ICUでは排気口のフィルターでは12か所中8か所(67%)と検出率が極めて高く、床よりも高濃度でした。これらの結果から著者らは、SARS-CoV2がエアロゾルを介して感染することが確認されたとしています。

 排気口のフィルター以外で最も高濃度であったのは、ICUの床、ついで病床の手すり、ごみ箱、医療従事者の靴底、コンピュータのマウスなどでした。

 軽症患者の病室でも空気中にウイルスが検出されましたが、ICUの病室よりも全体的にウイルスの検出率は低く(184か所中4.9%)、検出されても濃度は2桁程度少なく、病室外やクリーン領域の空気からは、ウイルスは検出されませんでした。※新型コロナ、病棟の床や靴底、患者から4mの空気からも検出

 なお、SARSが流行した時、香港の高層マンションで最初に患者が出た棟とは別の棟でも多くの人が発病しました。風向きによっては60m離れた別棟でも患者が出たと報告されており、空気感染の証拠と解釈されています。今回の調査結果と一致する空気感染の証拠です。

※COVID-19、エアコン気流でクラスター形成か

※花粉や飛沫、ウイルスなどが空気中に微小な液体または固体の粒子として、ある程度安定して存在した状態は、すべてエアロゾルといえる。つまり、液が蒸発してウイルスだけの状態でも「エアロゾル」といえます。


新型コロナV、環境中での生存期間

低温・乾燥で生き続け、高温・多湿で死ぬ

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、低温・乾燥状態で長時間生き続け、高温・高湿度には弱く、数時間で死滅します。最近の調査結果では、湿度は不明ですが、気温4℃では2週間後にもほとんど死なずに生きていますが、22℃では2週間ですべて死滅し、37℃では2日で死滅、56℃では30分で、70℃では5分で死滅しています。

SARS-CoVは、22~25℃では、まる1日で10分の1程度にしか減少せず、完全死滅には2~3週間かかりました。それでも、湿度20%、4℃で4週間生き続けたのに比べると急速に減りました。ヒトの体温よりもやや低い33℃でも24時間以内のウイルスの減り方は室温とあまり差はありませんでした。

ところが、ヒトが発熱した状態の38℃となると、24時間で5000分の1にウイルスは減っていました※[2]の図参照。

 くしゃみや咳だけでなく、大便中や尿中にも新型コロナウイルスはいますので、乾燥した環境下では大気中に舞っていて鼻や口から侵入し、感染しえます。感染経路不明の感染者が増えているのは、こうした空気中に浮遊しているウイルスに感染した可能性が十分にあります。


新型コロナウイルスから身を守る為に

プランA  感染防御

物からの感染を防ぐ

感染防御を徹底している感染症指定病院での院内感染が多数報告されていますが、感染が「人から人」だけでなく、物を介した「人→物→人」という間接時間差感染が多発していると指摘されています。

新型コロナウイルスは、段ボールなど厚紙の表面では24時間後まで、ステンレスの表面では48時間後まで、プラスチックの表面では72時間後まで感染力を維持していることが明らかになっています。

※新型コロナ、サージカルマスクの表面で7日間感染力を示す

人と人の接触を減らすだけでは感染防を防ぐ事は難しいと考えられます。

買い物した品や、宅配、郵便物などを介して感染する可能性がありますので、買った物、宅配段ボール、郵便物などは消毒するか、触った後は手をよく洗うことを強くお勧めします。

※アルコールは費用がかかる上に殆ど売り切れですので、キッチンハイターを薄めた(1リットルの水にキャップ1杯の割合)もので消毒されると良いです。

私は、野菜や果物なども全てキッチンハイターを薄めた消毒液にざっとつけて3分ほどおいて水で洗い流しています。

やや高価ですが、ネットで次亜塩素酸水という消毒作用があるものが売っていますので、それを利用するとキッチンハイター(成分は、次亜塩素酸ナトリウム)より取扱はしやすくなります。

 

アメリカ、EUでは、物を介した感染防止のため、食料品店への買い物にマイバッグ持参は禁止されています。※マイバックにウイルスが付着している可能性があるため

公園のベンチに座ること、遊具などに触る事は禁止されています。

外出から帰ったら、服は洗濯してシャワーを浴びるように推奨されています。

 

一番危ないのは「トイレ」で、ショッピングモール等のトイレでの感染が強く疑われています。

※新型コロナウイルスは、感染者の大便や尿中にも存在しますので、千鳥のノブさんがやっているファブリーズCMの様に、トイレの便座のフタを上げた状態で水を流すと、ウイルスを含んだ水がミスト状に舞い上がり、周囲の壁などに付着します。男性トイレの小の場合でも、感染者が排尿後、水を流したときにウイルスを含んだミストが周囲に舞い上がることが考えられます。

これらのトイレを使用しないことがベストですが、使用される場合は、極力周りをふれないこと。

トイレットペーパーは触らざるを得ませんので、衣服を着用する前に可能であれば便座消毒の消毒剤で手指を消毒してから衣服を着て、トイレを出る前に消毒剤で手指を消毒し、手を洗剤でよく洗います。

※手を乾かす際に温風式の乾燥機は使わないで下さい。

乾燥機の下に溜まった水にウイルスがいる可能性があり、温風によってミスト状に舞い上がったウイルスを吸い込む危険性があります。ハンドペーパーで拭くのがベストです。なければハンカチで拭いて下さい。この様に注意してもウイルスを含んだエアロゾルを浴びるリスクはありますので、ショッピングモール等はいかない方が良いでしょう。

日本は、検査を絞っているのでどれだけの感染者がいるのか実態が判りません。感染者が増えるほどに物に付着するウイルスが増加しますので注意が必要です。大げさな、神経質すぎるのでは、と思われるくらいやる必要があると思います。

※コロナウイルスの「正しい怖がり方」

※人を見たらウイルス陽性だと思え


顔にウイルスがつくのを防ぐ

マスクは予防に最も有効、ついで手洗い

 マスクの有効性を示す最も信頼できるのはSARSの発病を3分の1に減らしたという研究です。新コロナVはSARS-CoVの近縁ウイルスですので効果も同様と推察されます。マスクで鼻や喉を保温・保湿して、高温・多湿に弱いウイルスを増殖しにくくするためと考えられます。マスクがなければハンカチでも可です。

手洗いも有効で1日に10回超の手洗いで発病が半減します。アルコールによる手指の消毒も含まれていると考えます。

感染者と濃厚接触する医療従事者をはじめ関係者は、加えてガウン、ゴーグル、手袋が必須です。特にゴーグルは有効でこれ単独で発病を10分の1に減らします。


プランB 感染した場合

重症化を可能な限り抑制する

注意していても、無症状の人がある程度いて、何処が危険なのか判りませんせんので感染する可能性をゼロにする事は難しいと考えられます。重症化すると死亡するリスクが高くなりますので重症化を可能な限り防ぐ事が命を守る事になります。

※人工呼吸管理例の死亡率は88%超 NY

重症化要因に、体に侵入したウイルスがたくさん増殖するか否かが関係していると考えられています。ウイルスの増殖を防ぐためには、この新型コロナウイルスがどの様にして人の細胞内に侵入して増殖するのかを知ることが必要になります。

細胞に侵入する仕組み

新型コロナウイルスは、ACE2という細胞の表面に存在する酵素と結合して細胞に侵入します。ACE2は、体のほとんどの細胞の表面にあり、ストレスで細胞に傷ができると増えます。新型コロナウイルスは、肺以外に腸の細胞にも感染し、血中にも移行して、全身の細胞に感染します。

子どもや若い人に重症者が少なく、高齢者(特に70才以上)で感染・発病しやすく、重症化しやすいことがわかっています。特に、慢性の呼吸器病や脳卒中、高血圧、糖尿病、心臓病があると、ない人よりも2~4倍、重症化しやすいことがわかっています。

慢性疾患をもっている人は、ストレスによって、細胞に傷ができ、慢性的な炎症が起きていますし、アンジオテンシンIIという血管を収縮させて血圧を上げる物質が体内で増えていて、その過剰な反応を抑えるためにACE2という酵素が、全身の細胞で増えています。

Baig AM et al. ACS Chem Neurosci. 2020 Mar 13. PMID: 32167747 より引用

※この様に新型コロナウイルスは、ウイルスが増殖すると全身に感染します

ストレスでACE2が増える

ストレスがかかると、アンジオテンシンIという不活性物質からアンジオテンシン変換酵素(ACE)を使って血圧を上げる活性物質アンジオテンシンIIを作ります。アンジオテンシンⅡは、体に傷を作るほうに働きます。私たちの体はうまくできていて、アンジオテンシンIIが働き過ぎて体のダメージが大きくなりすぎないようにとブレーキをかけます(炎症抑制・血管拡張)。ACE2は、このブレーキ役の「アンジオテンシン1-7」という物質を作るために必要です。

また、血圧が高くなると血流が早くなり、血管の内面をずらす圧力がかかり、血管内面に傷がつきやすくなります。そして、血管の内面の細胞の機能を正常に保つための反応としてACE2が増えるのです。

糖質の過剰摂取もACE2を増やす

以前に、糖分の過剰摂取は免疫系に作用して重症化リスクを高める可能性がある事を書いています。

更に、糖分の過剰摂取は、ACE2を増やし、重症化リスクを高めると考えられます。

食後血糖値が高くなると過剰な活性酸素が発生し、血管内皮細胞を始め様々な細胞で傷が生じます。その結果、傷を修復する機能が更新し、細胞表面のACE2が増加すると考えられます。

糖尿病の場合、同じ糖質量を摂取しても正常な人より食後血糖値が高くなりますので、体の様々な部位の細胞でACE2 が増加していると考えられ、それは糖尿病患者が重症化リスクが高い要因の1つと考えられます。

また、食後高血糖は交感神経を刺激してステロイドホルモンやアドレナリンなどの抗ストレスホルモンの分泌を増加します。抗ストレスホルモンは血管を収縮させる作用があり、血管(特に微小血管と静脈系)が収縮して、血液がスムーズに流れにくい状態になり、様々な組織に傷ができやすくなります。

通常、夜は副交感神経が優位になり、血流がスムーズに流れる状態になり、睡眠中に傷の修復が行われていきますが、夜に糖分が多い食事をしたり、睡眠時間が短いと、睡眠中に傷の修復が十分に出来ずに翌日に持ち越し、傷が蓄積して炎症を生じやすくなり重症化リスクが高くなります。

糖分を控える事による健康上のリスクは何もなく、得ることの方が遥かに多いので、控えた方が良いと考えています。

※熱などで食欲がない場合「お粥」などを食べる事が多いと思いますが、食欲がないのは、侵入しているウイルスを排除する事に全エネルギーを傾ける必要がある状態だからです。ものを食べると消化することにエネルギーを使わざるを得なくなりますので、脳が「食べるな」という信号を出しているのです。現代人はある程度の脂肪を蓄えていますので10日間食べなくても命に別状はないと言われています。

食欲がないときは、水分を十分に摂って、キパワーソルトなどの自然海塩でミネラル分を補給して休むことが重症化を防ぐポイントです。「お粥」は、ほぼ糖質ですので避けた方が良いです。


カゼ症状が表れたとき

普通のカゼ、インフルエンザ、新型コロナ、いずれも初期症状は似た症状ですので症状で区別することは困難です。PCR検査をすれば新型コロナ感染が判明する場合もありますが(PCR検査の感度は60%程度なので陽性でも陰性になる事があり)、日本では検査対象がウイルス性肺炎が診られるなど症状がある程度以上に進行している場合になっていますので、初期段階で新型コロナ感染を確定することは難しいのが現実です。

ですから、カゼ症状が表れた場合は、新型コロナの可能性を考えて自衛する事が重症化リスクを下げる事になるでしょう。

解熱剤を使ってはいけない

新型コロナウイルス感染で重症化した人の経緯を調べると、初期の発熱時に解熱剤を服用しているケースが多く見られます。※フリーアナウンサーの赤城珠緒さんの経緯

人は特に重い病気をもっていない限り、40℃から 42℃未満の熱には 24 時間は十分耐えることができます。SARS ウイルスやその代理ウイルスは、湿度 95%超の環境で、温度が 40℃ともなると、6時間で死滅してしまいます。

解熱剤で熱を下げると、ウイルスを死滅させるのに時間がかかり、悪くすると、ウイルスが再増殖してしまいます。※ヒトが発熱した状態の38℃となると、24時間で5000分の1にウイルスは減っていました[2]の図参照。

特に、アスピリンやイブプロフェンなど非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs)は、解熱させるだけでなく、免疫も落としますので、感染症が重症化して死亡率が高まります。※1

アセトアミノフェンは、NSAIDsよりは害が多少少ないのですが、大量に使って平熱に下げると感染症を悪化させます。敗血症など重篤な感染症の発熱をアセトアミノフェンで平熱にまで下げると、死亡の危険度が 7 倍になるとの報告があります。

NSAIDs解熱剤のなかでは、比較的緩やかな作用とされるアスピリンは、1970 年代に世界的に問題になったライ症候群(主に小児が、感染症後に脳症と肝障害を起こした)の原因であることが疫学的、医学的に確立しています(危険度約 20 倍)。 

また、イブプロフェンはボルタレンやポンタールよりは害が少ないと一般的には考えられていますが、人でも感染症を重症化し(危険度約10 倍)、感染動物の死亡率を高めています(危険度約20 倍)。

ルルやベンザ等の総合感冒薬、病院から処方されるPL顆粒、全て解熱剤が入っていますので注意が必要です。

※1)NSAIDsはプロスタグランジンという生理活性物質の合成をブロックします。プロスタグランジンは、それが作られる局部で炎症を起こし、同時に血管を拡張する作用があります。ウイルスに侵入された細胞組織では、ウイルスを排除する働き(免役反応)が起きます。免疫細胞を感染組織に集め、ウイルスの活性を抑えるために感染部位の血管を広げて血流量を増やし、炎症を起こして局部の温度をあげています。プロスタグランジンが作られなくなるとこの様な防衛反応が行われなくなり、ウイルスが増殖しやすくなります。


プラス漢方で重症化リスクを抑制する

カゼ症状が表れたときには、すぐに肺炎を視野に入れた漢方処方で対処する事で重症化リスクを抑制する事をご提案しています。ご提案の漢方処方は

・過剰な炎症を抑制して、サイトカインストームの様な激しい炎症による組織の損傷が起きにくくする

・自律神経バランスを整え、ウイルスが増殖しにくい状態にする

・ウイルスに対応する免疫細胞(リンパ球)の活性を高める

これらのポイントに働き、自然治癒をサポートしていきます。

過剰な炎症は、過剰な活性酸素が発生する事で起きます。過剰な活性酸素を分解除去する物と、適切な漢方とを組みあわせることでその効果を高めます。それらには解熱剤の様なプロスタグランジンの合成をブロックする働きはありませんので、免疫を抑制してウイルスが増殖しやすい状態にはなりません。

プロスタグランジンの合成を抑制しませんので、すぐに熱が下がることはありませんが、インフルエンザでは治るまでの期間が短くなっています。

カゼ症状が表れたと言うことは、ウイルスが増殖しているという事を意味します。ウイルスが増殖していると言うことは、自律神経バランスが交感神経優位になっていると言うことを意味しますので、ウイルスの増殖を抑制するためには、自律神経バランスを副交感神経やや優位な状態に修正していく事がポイントになります。

ご提案の漢方処方には、自律神経バランスを副交感神経に戻す働きの漢方を組みあわせます。

また、熱が38℃以上出ている、体がきつい、と言う場合は、ウイルスを攻撃する免疫細胞(リンパ球)の活性をより積極的に刺激するものを合わせて使うことをご提案しています。

詳細はお問い合わせください。pluskp.com@gmail.com


新型コロナになった場合、どの病院で治療出来るの?

新型コロナウイルス感染は「第2種指定感染症」に指定されていて、基本、感染症指定医療機関に指定されている病院でしか受け入れが出来ません。ネットで「感染症指定医療機関 お住まいの市町村名」で検索するとお住まいの市町村の感染症指定医療機関名と病床数を見る事が出来ますが、驚くほど数が少ないことが判ると思います。感染者の増加によって、感染症指定医療機関だけでは対応できなくなっているので、一般病床でも受け入れる様になってきていますが、一般病床では元々感染力が強い感染症に対応できる設備が十分でない可能性が高く、急ごしらえになります。※日本の新型コロナ専用治療室、BBCが内部を公開

また、受け入れる医療スタッフの経験も感染力が強い感染症の経験はそれほどないと考えられます。

※感染症専門医は現在1564名ととても少ないです

※集中治療医学会長が声明で以下のように警告を出しています。2020.04.01 
ICUのベッド数は、ドイツでは人口10万人当たり29~30床であるのに対し、イタリアは12床程度に留まっているが、さらに日本では5床程度にすぎないとし、日本は「イタリアの半分以下であり、死亡数から見たオーバーシュートは非常に早く訪れることが予想される」と警鐘を鳴らしている・・
つまり、日本の感染症治療の実態はかなり脆弱なのです。
優秀な医師がいても、全体では量で負けてしまうのです。

最近、救急車が走っているのをよく見ますが、恐らく、コロナ疑いで救急要請が増えているのだと思います。しかし、救急車が到着してもコロナの疑いの場合、受け入れ先の病院がななかなかなく搬送まで数時間かかる事例が増加しています。※コロナ疑いで通報、搬送まで4時間超 断る病院が相次ぐ

病院が受け入れを断るのは、嫌だからでなく、治療ベットが埋まっていて物理的に受け入れ不可能だからです。日本は感染症治療が可能なベット数は少なく、実質的には既に命のトリアージが始まっていると考えた方が良いです。

※イタリア最悪の医療危機、現場に「患者選別」の重圧

※呼吸器科医が告発「医療崩壊による命のトリアージは目前」

救急車を呼ばなくてはいけない事態にならないよう、感染防御はしっかりと行い、もしもに備えて、重症化リスクを可能な限り下げる準備をしっかりとされることを強くお勧めします。


治療薬

治療薬として、エボラ出血熱の治療薬として開発された「レムデシビル」がアメリカで迅速承認されたことを受けて、日本でも5/7に承認されました。ただ、その効果には疑問があり、使用対象者は人工呼吸器が必要な重傷者になっています。また、重篤な副作用リスクがあり、死亡例も報告されています。

※レムデシビル、異例の早期承認 副作用や耐性化に懸念も

※レムデシビル初のRCTで有意な効果示せず

また、アビガン(ファビピラビル)も早期の承認の声があります。アビガンは新型インフルエンザの後に抗インフルエンザ薬としての承認を得た薬です。しかし、副作用の懸念から政府は、新しい型のインフルエンザウイルスによる感染症が広がり、他に治療薬がない場合限り使用できると言う縛りをかけて、国が管理して備蓄して市場には流通させなかった薬です。しかし、新型コロナ感染症が広がってきてアビガンが注目されてきました。しかし、アビガンの使用対象もやはり重傷者になっています。しかし、アビガンはそもそもウイルスの増殖を抑える薬です。その働き方から効果があるとすれば、ウイルスが増える初期段階になります。しかし、PCR検査で陽性の場合、無症状でもウイルスはかなり増えていると言う事なので、その前に服用しないと有効でないとすれば、全ての人が何も症状がない段階で服用しないと十分な効果が期待できないという事になります。実際、アビガンは重症例には効果が期待できないと、アビガンの開発に携わった医師自身が言っています。

※緊急寄稿(2)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療候補薬アビガンの特徴(白木公康)

新型コロナウイルスに対しては、まだ詳しいことは判っていません。人類が初めて対応するウイルスですので、正解は誰も知りません。正解は数年後にしか判らないと考えられます。数年後では遅いので、それなりの確立で命を奪う力を持っているウイルスと考えて対処されてください。


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