プラス漢方で、打撲・捻挫・骨折の治癒促進サポート
私の骨折体験報告
プラス薬局では、打撲・捻挫・骨折の治癒促進サポートを多く経験しています。その有効性はほぼ100%近くで著効しています。ただ、打撲は私自身も経験がありますので、その効果に確信は持っていましたが、骨折は今までやったことがなく、患者さんからの「よかった!」というご報告を聞いた事としかありませんでした。
しかし、とうとう、その時が訪れました。11/10(火)の夜23:00頃、床に立てかけていた、「大きなまな板(40cmx70cm程度)」に思いっきり右足小指をぶつけたのです。激しい痛みでしばらくうずくまって動けないほどでした。動けるようになって、冷やした後、湿布を貼って、JPS-11と四川富貴廣EX(しせんふうきこう)を1包ずつ服用し、しばらくして寝ました。翌朝起きて小指を見ると、かなり腫れていて、普通ではないので近くの整形外科を受診することにしました。指の腫れと痛みで、靴を履ける状態ではないので、右足だけ大きめのスリッパを履いて、歩いて1~2分の病院ですが、妻に車で送ってもらいました。
この大きなまな板にぶつけました
病院でレントゲン撮影後、診察で写真を見せていただきましたが、小指の内側から根本の方に向かって、くっきりと白い筋が走っているのを医師が示して、「骨に亀裂が入っています」と言われました。骨折ですか?と尋ねましたら、「ずれが生じていない骨折で、俗にヒビが入ったという状態です」と言われ、「治るまで3週間はかかりますね」と言う診断でした。「小指は痛いんですよ」とも言われ、7日後に再度レントゲンで経過を見る事になり、帰途につきました。鎮痛剤は大丈夫ですと言ったので、薬の処方はありませんでした。
帰宅後、最初の3日間はJPS-11と四川富貴廣EXを各1包ずつを1日4回服用し、湿布は2日目までしていました。薬局までは車で送ってもらい、薬局内では右足だけスリッパで動いていました。腫れは、ぶつけて2日目の12日にはかなり引いて、痛みも、じっとしていれば痛まなく、歩いているときに何かの時にズキンと一瞬痛みが走る程度になり、整形で作った簡易ギプス(明細の四肢ギプスシーネ/取り外しできる簡易な保護ギプス)は、夜、家の中だけでつけていました。※それも3日間程度であとは付けずに過ごしました。
14日(土)には、薬局内で靴を履いてみたら普通に歩くことが出来たので、それ以降は、靴を履いて歩いてます。土曜まで妻に薬局まで送り迎えしてもらい、日曜には靴を履いて買い物に行って大丈夫で、16日(月)からは、以前通り徒歩で薬局まで通勤(坂の上り下りコースで)しています。普通にしていれば歩いても痛みは全くなく、何かの拍子に小指に力が入ったときに軽い痛みがある程度に回復しました。
本当は、7日後の17日(火)に整形を再受診でしたが、痛みも殆どないので、21日(土)に再受診してレントゲン撮影をして経過を見ています。11日のレントゲンでは、くっきり走っていた白い線がうっすらと見える程度になっていて、ドクター、看護師の方から「かなり早かったですね!」と驚かれました。この間、鎮痛剤は1回も服用していません。
3日目からはJPS-11+四川富貴廣EXは1日3回の服用に減らしました。その後は、現在、12/1に至るまで普通に歩いています。この経験で、JPS-11+四川富貴廣EXの効果を体験して、やっぱり効果は絶大と再確認した次第です。
打撲、捻挫、骨折のときに患部で起きる事
打撲や捻挫、骨折は外から加わった急激な力により、局部の筋肉組織、毛細血管が損傷した状態になります。骨折は骨が折れて炎症が起きている状態です。打撲、ねんざ、骨折の直後から数日間は患部で強い炎症がおきるため、強い腫れ、痛みとして表れます。
鎮痛剤の働きとその影響
「痛み」はなぜ起きるのでしょうか?
痛みは修復反応によって表れる現象
打撲、捻挫などで組織が損傷すると、損傷部位で修復反応が起きます。損傷部位では新しい組織を作り出していくために多くの酸素や栄養素(コレステロールなど)が必要になります、つまり多くの血液が必要になります。血液を傷ついた患部に集めるために、患部の血管を広げる必要があります。
そのため、患部の血管で"プロスタグランジン"という物質が作られます。プロスタグランジンは血管を広げる働きがある生理活性物質です。同時に、炎症を起こし「痛み」を感じさせる作用があります。つまり「痛み」は治癒反応による生理現象なのです。
鎮痛剤(貼り薬も含む)の本質
近代医学では「痛み」を悪い物と捉えて(悪魔が痛みを与えていると考えた)、痛みを抑える薬を開発する事に力を注いできた歴史があります。その成果で、今では強力な鎮痛剤が開発されています。鎮痛剤の本質作用は、プロスタグランジンの合成ブロックです。
プロスタグランジンが作られなくなるため、炎症が静まり痛みが治まります。しかし、プロスタグランジンが作られなくなると、血管が広がらない→患部の修復が進まない状態になります。鎮痛剤の効果が切れると、修復作業が再開し、プロスタグランジンが作られ→痛みがおきてきます。つまり、鎮痛剤を服用→患部の修復が遅れる→痛みが再発→鎮痛剤を服用→損傷が治らない→痛みが再発、というループが続きます。
「痛み」は何のためにあるのでしょうか?
「痛み」は嫌ですが、痛みは生き残るために必要な感覚です。傷つき弱った動物は補食動物の格好の標的となるため、自然界では「傷」は致命的要因となります。ですから、傷の修復に最大限のエネルギーを注ぎ早く治さないと、命に危険が及ぶリスクが高まります。
もし「痛み」が起きないとどうなるか想像してみましょう。傷つきしっかりと逃げる事が出来ない状態でも、普通の時と変わらない行動をしてしまうと思われます。そうなると、結果的に命を失うリスクが高まってしまいます。
息を潜めて無駄に動かないでいることは、命を守ることに繋がります。つまり、命を守るという最優先事項のためには「痛み」は有効なのです。
また、プロスタグランジンを作るのにもエネルギーが費やされます。「必要のない事にエネルギーは使わない」という基本システムで生命は営まれています。生命を維持していくために必要だから、エネルギーを使ってプロスタグランジンを作り「痛み」を発生しているわけです。
※「痛みがあるから治らない」この様な考えありますが、痛みは、本質的な治癒をもたらすために必要な生理反応なのです。痛みを無理に鎮める事は、本質的な治癒を先送りにするだけと言うことを理解されておくことが大切です。
四川富貴廣EX+JPS-11/桂枝茯苓丸の作用
四川富貴廣EXは動脈系を活性化する働きがあります。JPS-11/桂枝茯苓丸は静脈系をスムーズに流れるようにして行く働きがあります。この2つを併用する事で、血液の循環効率が高まり、患部に十分な酸素やコレステロールなどの修復材料を供給出来る状態になり、患部の修復効率が非常に高まります。
四川富貴廣EX、JPS-11には、プロスタグランジンの合成を抑える作用は全くありませんが、現実には、腫れや痛みがかなり軽くなります。おそらく、患部で十二分な血液が循環するため、プロスタグランジンを合成する必要がなくなるためではないかと考えています(体は必要のないことはしません)。プロスタグランジンの合成に費やすエネルギーが必要なくなり、損傷した細胞の再生に使えるエネルギー量が増大するため、治癒までの期間が通常では考えられないほど早くなります。
打撲後や骨折後にいつまでも痛みや、違和感が残る等の後遺症は傷の修復が十分に行われていないことが原因と考えられます。最初の段階でしっかりと修復できればこの様な後遺症が残ることはないのです。
骨折治療の基本も、打撲、捻挫、と同じで血液循環を活性化させて、破骨細胞、造骨細胞の働きを活性化させていくことがポイントです。
今まで、骨折でも多くの方にこの漢方処方を服用していただきましたが、本当に痛み腫れが早く引き、治りが早く皆さん非常に喜ばれました。
鎮痛剤は治癒反応を抑制しますので、痛みが長引く原因になります。
四川富貴廣EX+JPS-11を服用していても、鎮痛剤を続けていると治りが遅くなりますので、鎮痛剤は最初の数日以内に抑えることが早く治すポイントです。
実際の治療の際には、状況によって様々な注意点がありますので、ご相談下さい。