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30日 10月 2014

消化と腸内細菌と栄養の関係


消化という作業は腸内細菌との共同作業によって成り立っています。

腸内細菌の種類は3000種類以上とも推測されていますが、全容はいまだ解明されてなく、ブラックボックスの中にあります。

腸内細菌バランスは食べるものによって変化していきます。

炭水化物(糖質)を多く食べていると、糖質を分解する細菌の種類が多くなり、肉をあまり食べていないと動物性タンパク、動物性脂質を分解する菌は少なくなります。

 

腸内細菌のバランスは栄養上の問題、つまり健康上の問題に直結しているのではないかと考えられます。

 

人と腸内細菌の関係性の全容はいまだ解明されてないのですが、他の動物の研究から、消化と栄養に重要な働きをしていると考えられます。

腸内細菌は消化管内に入ってきた食物を食べて生きています。

そして食物の分解過程で各種ビタミンを始め様々な代謝物(つまり、細菌の排泄物)を生産します。

生産される代謝物は細菌の種類によって違ってきます。

草食哺乳類は植物しか食べませんが(人間が飼育している牛などは本来食べない穀物や肉骨粉を与えられていますが)、哺乳類ですから命を維持していくためには、動物性タンパク質と脂肪は必要です。

しかし、植物にはタンパク質、脂肪は微々たる量しか含まれていません。

 

牛や馬などの大きな体を維持していく動物性タンパク質と脂質は

どこから補給しているのか?

草食動物は消化管内に植物繊維を分解する腸内細菌を大量に抱えていて(牛の胃袋は4つありますがそれぞれの胃に違う種類の消化管内細菌がいます。馬は巨大な盲腸に宿しています)、消化管に存在する細菌が食物繊維を分解してその代謝物(つまり細菌が排泄したもの)として、動物性タンパク、脂肪、そして様々なビタミンを生産し、草食動物はその代謝物と細菌そのものを吸収して大きな体を維持しているのです。

 

肉食動物は肉しか食べませんが、肉から得られないビタミンはどうしているのでしょうか?恐らく、腸内細菌が動物性タンパク質と脂肪を分解する過程で作っていき(つまり菌の排泄物)、それを吸収していると思われます。

恐らく、人間は肉食の猿が進化してきた種だと思われます(草食の猿がゴリラ、雑食の猿がチンパンジー/ここのところは長くなりますのでまたの機会に・・)。

 

脳の発達には、非常に多くの動物性脂肪が必要なので、肉食の猿だった人の祖先が人間として進化していったのではないかと考えられます。

ということは、元々人の腸内細菌は動物性タンパクと脂肪を分解する腸内細菌が多く存在していたと考えられ、DNAレベルで必要なビタミンなどの栄養もその細菌に依存するようになっていると推測されます。

つまり、食べ物に含まれている直接的なビタミンなどよりも、腸内細菌が生産するビタミンなどの代謝物に依存している割合がある程度あり(どの程度の割合かは不明、私は相当程度の割合を占めているのではと考えています)、それによって栄養が保たれるようになっているのではないかと考えられるのです。

 

炭水化物など糖質を食べていると、糖質を分解する腸内細菌が多くなります。

糖質を分解する細菌の代謝物と動物性タンパク質、脂肪を分解する細菌の代謝物は違います。

元々の人の体は、動物性タンパク質、脂肪を分解する細菌の代謝物(各種ビタミンや様々なアミノ酸脂肪酸)に依存してきたと考えられますので、糖質を分解する細菌が多くなると食べているのに必要な栄養素が不足してくる、という状況になってくることが考えられます。

 

炭水化物などの糖質を食べていると「空腹感」を感じやすくなりますが、肉、卵、チーズ、を中心に食べていると驚くほど空腹感を感じなくなります(これは私も感じています。空腹感を感じないと言うよりお肉をたっぷり食べると十分な充足感を感じ、それが長く続く感じです)。

 

糖質を食べると「空腹感」を感じやすくなる理由として、血糖値が上がると脳からβエンドルフィンが分泌され至福感を感じるが、血糖値が下がってくると、脳が至福感を求めるため空腹感が起きてくる(つまり甘い物が欲しくなる)という考えも言われています。

しかし、私はこの様な事は直接的な甘い物では起きるけど、甘みを感じない炭水化物ではそれほど起きないのでは?というのが私の実感です。

 

私は、炭水化物を食べて起きる空腹感は、食べているのに栄養が不足している状態になり、栄養を補うため、脳から「もっと食べろ」という信号が出るためではないかと考えています。

つまり、糖質が多いと体に脂肪はついていくが、必要なビタミンや栄要素が十分とれない可能性が考えられるのです。

この事が細胞レベルで正常な働きが出来なくなっていき、ある年齢から生活習慣病が増加してくる要因の1つではと考えています。

 

無菌マウスというマウスが医学実験のために生産されています。

この無菌マウスには皮膚の常在菌も消化管内細菌も全く存在していません。

無菌マウスの飼育には、通常よりも高栄養のエサが大量に必要になります。

この事は、人間をはじめとした動物は細菌と共存しながら生命を維持している、つまり細菌の助けなくして生命を維持していくことは出来ないという事を教えています。

実際に人の体の細胞の数と、人の体に住んでいる細菌の数を比べると細菌の数の方が圧倒的に多いのです!!びっくりです!!


tagPlaceholderカテゴリ: 腸内細菌, 消化, 栄養

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コメント: 1
  • #1

    Darla Lones (木曜日, 02 2月 2017 11:32)


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