打撲・ねんざ・骨折
治癒促進サポート
有効率99%以上
打撲、ねんざ、骨折のとき
起きる事
打撲、ねんざ、骨折は
外から加わった力により
局部の筋肉組織、毛細血管が損傷します
骨折は骨が損傷している状態です
打撲、ねんざ、骨折の直後から
患部で炎症がおきて
腫れ、痛みが表れます
「痛み」はなぜ起きるのでしょう?
組織が損傷すると修復反応が起きます
修復に必要な新しい組織を作る
タンパク質などの原材料が必要になります
原材料を供給するため
多くの血液が必要になります
血液を患部に集めるため
患部の血管を広げる力が働き
患部で
「プロスタグランジン」
という物質が作られます
プロスタグランジンは
血管を広げる作用があるのです
同時に
炎症を起こし
「痛み」
を起こす作用があります
つまり
「痛み」
は治癒反応による生理現象
なのです
鎮痛剤の働き
鎮痛剤は
プロスタグランジンを作らなくする薬
です
プロスタグランジンが作られなくなると
炎症が鎮まり痛みが治まります
しかし
プロスタグランジンが作られない
↓
血管が広がらない
↓
修復が進まない
となります
鎮痛剤の効果が切れる
↓
修復反応が再開
プロスタグランジンが作られる
↓
痛くなる
↓
鎮痛剤を使用
↓
修復が止まる
↓
損傷が治らない
↓
痛みが続く
このループを繰り返します
「痛み」は何のためにあるの?
痛みは生き残るために必要
自然界では、傷を負った動物は補食動物の格好の標的となります。
ですから、傷の修復に最大限のエネルギーを注ぎ早く治さないと、命に危険が及ぶリスクが高まります。
もし「痛み」が起きないと
傷つき俊敏に逃げられない状態でも「痛み」がないと、普段と変わらない行動をしてしまうでしょう。そうなると、結果的に命を失うリスクが高まってしまいます。
痛みがあると、安全な場所でじっとしています。つまり、命を守るために「痛み」は有効なのです。
必要のない事にエネルギーは使わない
プロスタグランジンを作るのにもエネルギーを使います。生命を維持していくために必要だから、エネルギーを使ってプロスタグランジンを作り「痛み」を起こしているのです。
「痛みがあるから治らない」
この様な考えがあります
しかし
痛みは
治癒のために必要な生理反応です
痛みを無理に鎮める事は
「治癒を先送りする」
ことを意味します
私の骨折体験
ある夜、床に立てかけていた「大きなまな板(40cmx70cm程度)」に思いっきり右足小指をぶつけました。
激しい痛みでしばらくうずくまって動けませんでした。
動けるようになって、冷やした後、湿布を貼って、漢方処方を服用して寝ました。
翌朝起きて小指を見ると、かなり腫れて普通ではないので近隣の整形外科を受診することにしました。
整形まで歩いて1~2分ですが、指の腫れと痛みで、靴を履ける状態ではなく、妻に車で送ってもらいました。
このまな板にぶつけました
病院でレントゲン撮影後、小指の内側から根本の方に向かって、くっきりと白い筋が走っているのを医師が示して、「骨に亀裂が入っています」と言われました。
「ずれが生じていない骨折で、俗にヒビが入ったという状態です」と言われ、「治るまで3週間はかかりますね」と言う診断でした。
「小指は痛いんですよ」と言われ、7日後に再度レントゲンで経過を見る事になり、帰途につきました。
足は「シーネ固定」という固定処置で、鎮痛剤は大丈夫ですと言ったので、薬の処方はありませんでした。
帰宅後、最初の3日間は漢方処方を1日4回服用し、湿布は2日目までしていました。
薬局までは車で送ってもらい、薬局内では右足だけスリッパで動いていました。
2日目には腫れはかなり引いて、じっとしていれば痛まなく、歩いている時などに一瞬痛みが走る程度になり、シーネ(取り外しできる簡易ギプス)は、夜、家の中だけでつけていました。
※それも3日間程度であとは付けずに過ごしました。
4日目には、薬局内で靴を履いてみたら普通に歩くことが出来たので、それ以降は、靴を履いて仕事しました。
5日目には靴を履いて買い物に行って大丈夫になり、6日目からは、徒歩で薬局まで通勤(坂の上り下りコースで)しています。
普通にしていれば歩いても痛みは全くなく、小指に力が入ったときに軽い痛みがある程度に回復しました。
7日後に整形を再受診でしたが、痛みも殆どないので、11日後に再受診してレントゲンで、くっきり走っていた白い線がうっすらと見える程度になっていて、ドクター、看護師の方から「かなり早かったですね!」と驚かれました。
この間、鎮痛剤は1回も服用していません。
3日目からは漢方処方は1日3回に減らしましています。その後は、普通に歩けるように回復しました。
漢方処方の働き
患部に十分な修復材料を供給出来る状態にして修復効率を高めます。
漢方処方には、プロスタグランジンの合成を抑える作用はありませんが、現実には、腫れや痛みがかなり軽くなります。
いつまでも痛みや違和感が残る原因
損傷の修復が不完全で
損傷部位が
弱いままの状態で固定している
事が原因と考えられます
最初の段階で
しっかり修復すれば
いつまでも痛みが残る
この様な後遺症が残ることはないはずです
今まで多くの方に漢方処方で治療し
痛み腫れが早く引き
治りが早かった
と多くの方に喜ばれています
実際の治療の際には、状況によって様々な注意点があります