帯状疱疹
帯状疱疹は水疱瘡(みずぼうそう)の再発です。
最初に水疱瘡ウイルスに感染したときは水疱瘡になります。水疱瘡が治った後もウイルスは死滅することなく、三叉神経や脊髄の神経節細胞で休眠状態になり潜伏しています。
免疫が十分に機能しなくなったときに休眠状態の水疱瘡ウイルスが目覚めて増殖し、知覚神経を伝わって皮膚の表皮細胞に感染して帯状疱疹となります。
再活動し始めた水疱瘡ウイルスは、神経細胞を取り囲むサテライト細胞で増殖して、細胞への感染を繰り返しながら表皮に向かっていきます。ウイルスが増殖してくるのに従い炎症が強く起きてきます。
ウイルスが表皮に到達するまで1~2週間かかり、前駆痛が出た時にはすでに神経細胞組織が侵襲されています。※前駆痛が見られない事もあります 。痛みのピークは皮膚症状が表れてから10日程度で、知覚過敏、知覚鈍麻などの知覚異常を伴うこともあります。
帯状疱疹後神経痛
炎症が強くなるほど、長引くほど、神経を包んでいるサテライト細胞組織が破壊されていき、神経がむき出しになると「帯状疱疹後神経痛」になるリスクが高くなります。
帯状疱疹後神経痛は、炎症が鎮まった後も痛みが長く続き、日常生活に支障を来す様になります。有効な治療法がないので、初期段階でしっかりと治療する事が非常に重要です。
病院からウイルスの増殖を抑える抗ウイルス剤が処方されますが、発症した段階で既にウイルスが増殖して活発に活動していますので強い炎症はすぐには鎮まりません。サテライト細胞が破壊されるのを防ぐ為には、できるだけ早く炎症を鎮めることが重要になります。
プラス漢方堂考案の漢方処方を併用することで、ウイルスによる激しい炎症を鎮めて帯状疱疹後神経痛に進展するリスクを可能な限り下げる事が出来ます。
もちろん、帯状疱疹の痛みも軽くなります。